“あるのに見えていない”あなたの才能が、誰かの憧れかもしれない
「なんであんなふうにできるんやろう」
気がつけば、また他人を見ていました。
人のSNS、話し方、立ち居振る舞い、成果・・・。
いつも“自分にないもの”にばかり目が向いてしまう。
人はどうしても、自分にないものを欲しがる生き物です。
それが「ないものねだり」ってやつなんでしょうね。
私もこれまでずっと、自分に足りないものを埋めることばかり考えてきました。
もっと話がうまければ
もっと行動力があれば
もっとキラキラしていれば・・・
でもある日、ふと立ち止まったんです。
「じゃあ、自分に“あるもの”って何だろう?」
それまで、足りないものばかり数えてきたけど、すでに持っているものには、ろくに目も向けてなかった。
自分にある力って、なんだろう?
私には特別なスキルがあるわけでもないし、注目されるような実績もない。
でも、地味にコツコツ積み重ねてきたものはある。
- 人の話を最後までちゃんと聞けること
- 一度決めたことは、何だかんだ続けられること
- 誰かが困っていたら放っておけない性分なこと
・・・そんなこと、“力”って呼ぶほどのもんじゃない、って思ってた。
でもね、これって、できない人にとっては“のどから手が出るほど欲しい力”なんですよ。
自分では「当たり前」と思ってる力ほど、実は貴重
たとえば私は「気配り」が得意なんですけど、それを自分の“強み”だと気づいたのは最近のことでした。
だって、自然にやってるから。
無意識のうちに、つい先回りして動いてしまう。
でも、そんな自分を見て「よく気がつくね」「どうしてそんなに優しくできるの?」って言われたとき、ハッとしました。
“私にとっての当たり前は、他の誰かにとっての特別”だったんです。
自分の力に気付くには?
とはいえ、「自分の強みを見つけましょう」と言われても、難しいですよね。
だから、こんなふうに探してみてください。
- 友人や家族に「私の良いところって何だと思う?」と聞いてみる
- 過去に人から褒められたことを思い出す
- 苦もなくできてしまうことで、周りが驚いていたことはないか考える
自分で見つけられなくても、人の言葉がヒントになることがあります。
むしろ、自分では気付けないからこそ、他人の視点が大事なんです。
自分の力を育てることが、いちばんの近道
もちろん、足りない力を磨く努力も素敵です。
でも、それは“自分にある力”をしっかり育てたあとでいい。
たとえば、あなたが「聞き上手」なら、その力を活かして人を支える仕事や、安心感を与える関係性を作ることができるかもしれません。
今ある力を育てることが、自分らしく進む一番の近道なんです。
「自分の力を大切にする」ということ
何かを「持っていない」ことばかりに目を向けて、今ある力を過小評価するのは、本当にもったいないことです。
力というのは、比べるものではなく、活かすもの。
自分の力を否定することは、自分自身を否定することにもつながってしまう。
そうじゃなくて、まずは「あるがまま」の自分を認めてあげてほしい。
どんな力でもいいんです。大きくても小さくても。
あなたにしかない力が、きっとある。
最後に
「そんな力、大したことない」
「他の人に比べたら、全然すごくない」
そうやって自分を過小評価し続けるのは、もうやめましょう。
今すでにある力を見つめて、それを育てていくことで、人生は大きく変わっていきます。
自分の力を信じてみる。
それは、これからを生きるあなたへの最高のギフトです。
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