きまぐれな紡ぎ手

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「スキマ時間が心をすり減らす? “考える余白”を失わない働き方」

つい仕事を詰め込みすぎてしまうあなたへ ― 思考停止から抜け出す“実験思考”のすすめ

「スキマ時間に、スキマ仕事を入れるのが効率的だ」と言われる時代になりました。
スマホでサクッと返信、移動中に資料チェック、食事中に音声学習…。

でも、いつから私たちは、スキマ時間すら“埋めなければいけない時間”になってしまったのでしょうか?

やらなければいけない仕事をやりきる。
タスクをどんどんこなすことが、ある意味では「優秀さの証明」になっているようにも感じます。

しかし、その反面でこんな声も聞こえてきます。

  • 「最近、ずっと忙しいのに、なぜか満足感がない」

  • 「仕事を終えても、何をやっていたか覚えていない」

  • 「考える時間がない。気づけば“こなすだけ”の日々」

この状態を続けると、思考停止状態になってしまいます。

 

スキマ時間を詰めすぎると、脳も心も休めない

スキマ時間をすべて埋めてしまうと、「自分の考え」と向き合う時間がどんどん削られていきます。
脳は休む間もなく働き続け、心には「焦り」と「疲れ」が積み重なっていきます。

結果として、「考える余裕がない」「流されるまま毎日が過ぎていく」といった感覚に陥ります。
それはまさに、“こなすだけ”の仕事。
効率化された働き方のはずが、自分の頭で考える力を奪う落とし穴になってしまうのです。

 

「こなす」ことは悪ではない。でも・・・

誤解のないように言うと、仕事を淡々とこなすこと自体は悪いことではありません。
ルーティンを回し、決められた業務を確実に処理する。
それが職場における「信頼」につながっている人も多いでしょう。

ただし問題なのは、「ずっとこのままでいいのか?」という問いすら出てこなくなる状態。
考えないまま走り続けてしまうことです。

 

「実験思考」という選択肢

そこで提案したいのが、「実験思考」というアプローチです。
これは文字通り、「仕事を実験のように扱ってみる」考え方です。

例えば・・・

  • このやり方、本当にベストか?

  • もっと効率的な方法は?

  • 人に教えるとしたらどう伝える?

こんな視点を持つだけで、日々の仕事が「やらされるもの」から「自分で試すもの」へと変わっていきます。

 

実験には「仮説」と「検証」が必要

実験思考を取り入れるには、次の3つのステップが効果的です。

  1. 仮説を立てる:「今日はこの手順でやってみよう」
  2. 検証する:「どこがやりやすかったか?時間は短縮できたか?」

  3. 記録に残す:「メモや日報に書き留めておく」

このサイクルを繰り返していくことで、あなたの中に“思考する時間”が自然と生まれます。
また、記録を残すことで、後輩への引き継ぎやマニュアル作成にも役立ちます。

 

スキマ時間を「考える時間」に変えてみる

「スキマ時間=仕事を入れる時間」という固定観念を外してみましょう。
ときには、ただ立ち止まって「今日うまくいったこと」「今後改善できそうなこと」を考えてみる。

その数分間が、あなたの仕事に思考と深みを取り戻すきっかけになるかもしれません。

 

小さな実験から始めよう

いきなり全部を変えようとしなくてもかまいません。
まずは、次のような“小さな実験”をしてみるのもおすすめです。

  • 朝の10分を「考える時間」として確保

  • 毎日の仕事を1つだけ「検証対象」にする

  • 週に1回「振り返り時間」をつくる

続けるうちに、「考える余白」が習慣になっていきます。
そしてその余白が、あなた自身の働き方を変える“種”になるのです。

 

まとめ:スキマを埋めない勇気を持とう

スキマ時間を埋め続けることが、働き者の証のように思われる時代。
でも、「考える余白」を持つことこそ、長く続けられる働き方の鍵なのかもしれません。

こなすだけで終わらせずに、考える。
効率一辺倒ではなく、実験と思考の時間を大切にする。

そうやって、あなた自身の仕事に“意味”を取り戻していくことが、
働くことへの満足感や、未来への希望につながっていくのではないでしょうか。

 

 

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