きまぐれな紡ぎ手

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後回し癖をやめたい人へ|苦手なことに手をつけるための考え方

「やらなきゃいけない」と頭ではわかっているのに、つい後回しにしてしまう。

レポート、提出物、片付け、電話一本……。やるのは大したことじゃないのに、なぜか「あとで」と思ってしまう。気づけば締め切りが迫り、焦りと罪悪感でいっぱいになる。そんな経験、誰にでもあると思います。

私自身も何度も同じことを繰り返しました。でもあるとき、「後回しにした未来の自分」をイメージするだけで、行動が変わることに気づいたんです。

この記事では、なぜ苦手なことほど後回しにしてしまうのか、そして後回し癖をやわらげるために、今できる考え方を整理します。

机に向かって考え込む人物の横で、ノートやスマートフォンが置かれ、キジトラ猫が座っている室内イラスト

やるべきことは目の前にあるのに、なぜか手が止まってしまう。
そんな日の重さに寄り添うイメージ。

この記事でわかることは、次の3つです。
苦手なことほど後回しになりやすい理由、後回しがしんどくなる流れ、そして最初の一歩を出しやすくする考え方です。

苦手なことほど後回しにしてしまう理由

特にやっかいなのは、「苦手なこと」です。

人は好きなことや得意なことなら、スッと手を動かせます。けれど、苦手意識があるものは「面倒そう」「失敗しそう」という気持ちが先に立ち、無意識に後回しにしてしまいます。

さらに厄介なのは、苦手なことに直面すると、考えることを放棄してしまう点です。「どう取りかかればいいかわからない」「考えるのも嫌だ」と思考停止に陥り、まるで見なかったことのように扱ってしまう。

しかし、見なかったことにしたからといって、それが消えるわけではありません。心の中ではずっと重たいものが居座り続け、頭の片隅を圧迫し続けるのです。結局ツケは必ず後で回ってきて、締め切り直前や人からの催促という形で支払う羽目になります。

その繰り返しが「またやってしまった」という自己嫌悪を生み、さらに苦手意識を強めてしまうのです。

つまり「苦手だから後回しにする」のではなく、「見なかったことにしても心は軽くならず、後で余計に苦しむ」と言えます。

だからこそ、“未来の自分を想像する方法”は有効です。苦手なものを「後でやる方がもっと嫌だ」と強くイメージできれば、思考停止から抜け出し、最初の一歩を踏み出しやすくなります。

後回しにするとどうなるか

例えば、仕事で「報告書を出す」タスクがあったとしましょう。いまやれば30分で終わるものを、「今日は疲れてるから明日でいいや」と後回しにする。

翌日、もっと別の予定が入って、結局さらに後回し。締め切り直前になり、夜中までパソコンに向かって必死に仕上げる羽目に……。

そのときの気分はどうでしょうか?

  • 焦りで心臓がバクバクする
  • イライラして周りに当たってしまう
  • 上司や同僚に「なんで早くやらなかったの」と責められる

こうした「嫌な未来」をイメージしてみると、後回しの代償はかなり大きいと気づきます。

机の上のノートに向かってペンを持つ手元と、周囲の書類やスマートフォン、奥で眠るキジトラ猫を描いたイラスト

後回しにした重さはすぐには消えないけれど、
ほんの少し手を動かすだけで景色が変わりはじめる。

いまやる vs 後回しにする|どっちが面倒?

ここで自分に問いかけてみましょう。

「いま30分でやる方が面倒か?」それとも「後回しにして、責められながら、焦りながらやる方が面倒か?」

ほとんどの場合、後回しにした未来の方が何倍もつらいんです。

人間は「快楽」より「苦痛を避ける」方が行動の原動力になりやすいものです。だから、あえて未来の苦痛を具体的に想像してみると、自然と「今のうちに片付けよう」という気持ちになれます。

後回しを防ぐ実践ステップ

1. 頭の中で映画のように未来を想像する

「夜中に焦って作業している自分」や「叱られて落ち込む自分」をリアルに思い浮かべましょう。

2. そのときの感情を味わう

焦り、罪悪感、疲れ……。そのイヤな気持ちをしっかり感じてみます。

3. スッキリしている自分を想像する

タスクが終わり、余裕を持って過ごしている姿を思い浮かべます。

4. 比較する

「どっちの未来がいい?」と自分に問いかけてみましょう。

この流れを一度やってみるだけで、不思議と手が動き出します。

それでも重たいときは、「全部終わらせる」ではなく、1行書く・1個だけ片付ける・必要な道具だけ出すくらいまで小さくしてみるのもおすすめです。最初の一歩は、思っているよりずっと小さくて大丈夫です。最初の一歩が小さすぎて拍子抜けするくらいで、むしろちょうどいいこともあります。

反対意見もあるけれど…

一方で「誰かに追い立てられた方が進む」という人もいます。締め切り直前のプレッシャーや、上司や仲間からの声かけで一気に集中できるタイプです。

「追い込まれないとやれない」という人にとっては、外部の圧を利用する方が効率的に感じられるかもしれません。

ただし、この方法はどうしても環境や他人に依存します。いつも誰かが背中を押してくれるとは限りませんし、追い立てられる状況は人間関係のストレスを生むこともあります。

だからこそ、外部の圧をきっかけに動ける人でも、未来の自分をイメージして自分で動ける力を育てておくと安心です。どんな状況でも「自分で自分を動かせる」力は、人生を軽やかにしてくれます。

未来の自分に借金を作らない

後回しは「未来の自分に借金を作ること」に似ています。いまの楽を優先して、未来の自分に苦しさを丸投げする。

その借金を返すのは、結局「自分自身」です。ならば、未来の自分にツケを回さず、いま片付けてしまった方が断然楽です。

その積み重ねが「余裕のある自分」を作っていきます。

まとめ

後回しを防ぐには、「未来の自分」を想像するのが近道です。

  • 苦手なことほど後回ししやすいが、先延ばしで苦手意識が強化される
  • 思考停止して見なかったことにしても、心の中では重たいものが居座る
  • 後回しした未来のイヤな状況をイメージすると、今動く理由が見えやすくなる
  • いま片付けた後のスッキリ感もあわせて想像すると、最初の一歩が出やすい
  • 誰かに追い立てられて進むタイプでも、自分で動く力を育てておくと安心

未来の自分を困らせるか、楽にさせるか。その選択は、いまの自分にしかできません。

「動けない理由」をもう少し整理したいときは

後回し癖は、やる気の問題というより、考え方や心の引っかかり方の問題であることも多いです。

自分の中で何がブレーキになっているのかを言葉にしたいなら、次の記事も自然につながります。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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また次の記事も、少しでも気持ちや考えを整理しやすくなるように書いていきます。