後回しにするか、いま片付けるか。未来の自分と外部の圧、どちらを味方にする?
はじめに
「やらなきゃいけない」と頭ではわかっているのに、つい後回しにしてしまう。
そんな経験、誰にでもあると思います。
レポート、提出物、片付け、電話一本…。
やるのは大したことじゃないのに、なぜか「あとで」と思ってしまう。
気づけば締め切りが迫り、焦りと罪悪感でいっぱいになってしまう。
私自身も何度も同じことを繰り返しました。
でもあるとき、「後回しにした未来の自分」をイメージするだけで行動が変わることに気づいたんです。
苦手なことほど後回しにしてしまう
特にやっかいなのは、「苦手なこと」です。
人は好きなことや得意なことなら、スッと手を動かせます。
けれど、苦手意識があるものは「面倒そう」「失敗しそう」という気持ちが先に立ち、無意識に後回しにしてしまいます。
さらに厄介なのは、苦手なことに直面すると、考えることを放棄してしまう点です。
「どう取りかかればいいかわからない」「考えるのも嫌だ」と思考停止に陥り、まるで見なかったことのように扱ってしまう。
しかし、見なかったことにしたからといって、それが消えるわけではありません。
心の中ではずっと重たいものが居座り続け、頭の片隅を圧迫し続けるのです。
結局ツケは必ず後で回ってきて、締め切り直前や人からの催促という形で支払う羽目になる。
その繰り返しが「またやってしまった」という自己嫌悪を生み、さらに苦手意識を強めてしまうのです。
つまり「苦手だから後回しにする」のではなく、
「見なかったことにしても心は軽くならず、後で余計に苦しむ」と言えます。
だからこそ、“未来の自分を想像する方法”は有効です。
苦手なものを「後でやる方がもっと嫌だ」と強くイメージできれば、思考停止から抜け出し、最初の一歩を踏み出せるようになります。
後回しにするとどうなるか?
例えば、仕事で「報告書を出す」タスクがあったとしましょう。
いまやれば30分で終わるものを、「今日は疲れてるから明日でいいや」と後回しにする。
翌日、もっと別の予定が入って、結局さらに後回し。
締め切り直前になり、夜中までパソコンに向かって必死に仕上げる羽目に…。
そのときの気分はどうでしょうか?
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焦りで心臓がバクバクする
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イライラして周りに当たってしまう
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上司や同僚に「なんで早くやらなかったの」と責められる
こうした「嫌な未来」をイメージしてみると、後回しの代償はかなり大きいと気づきます。
いまやる vs 後回しにする ― どっちが面倒?
ここで自分に問いかけてみましょう。
「いま30分でやる方が面倒か?」
それとも
「後回しにして、責められながら、焦りながらやる方が面倒か?」
ほとんどの場合、後回しにした未来の方が何倍も辛いんです。
人間は「快楽」より「苦痛を避ける」方が行動の原動力になりやすいと言われています。
だから、あえて未来の苦痛を具体的に想像してみると、自然と「今のうちに片付けよう」という気持ちになれるのです。
後回しを防ぐ実践ステップ
1. 頭の中で映画のように未来を想像する
「夜中に焦って作業している自分」や「叱られて落ち込む自分」をリアルに思い浮かべましょう。
2. そのときの感情を味わう
焦り、罪悪感、疲れ…。そのイヤな気持ちをしっかり感じてみます。
3. スッキリしている自分を想像する
タスクが終わり、余裕を持って過ごしている姿を思い浮かべます。
4. 比較する
「どっちの未来がいい?」と自分に問いかけてみましょう。
この流れを一度やってみるだけで、不思議と手が動き出します。
反対意見もあるけれど…
一方で「誰かに追い立てられた方が進む」という人もいます。
締め切り直前のプレッシャーや、上司や仲間からの声かけで一気に集中できるタイプです。
「追い込まれないとやれない」という人にとっては、外部の圧を利用する方が効率的に感じられるかもしれません。
ただし、この方法はどうしても環境や他人に依存します。
いつも誰かが背中を押してくれるとは限りませんし、追い立てられる状況は人間関係のストレスを生むこともあります。
だからこそ、外部の圧をきっかけに動ける人でも、未来の自分をイメージして自分で動ける力を育てておくと安心です。
どんな状況でも「自分で自分を動かせる」力は、人生を軽やかにしてくれます。
未来の自分に借金を作らない
後回しは「未来の自分に借金を作ること」に似ています。
いまの楽を優先して、未来の自分に苦しさを丸投げする。
その借金を返すのは、結局「自分自身」です。
ならば、未来の自分にツケを回さず、いま片付けてしまった方が断然楽。
その積み重ねが「余裕のある自分」を作っていきます。
まとめ
後回しを防ぐには、「未来の自分」を想像するのが一番の近道です。
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苦手なことほど後回ししやすいが、先延ばしで苦手意識が強化される
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思考停止して見なかったことにしても、心の中では重たいものが居座る
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後回しした未来のイヤな状況をイメージする
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いま片付けた後のスッキリ感もイメージする
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誰かに追い立てられて進むタイプでも、自分で動く力を身につけておくと安心
未来の自分を困らせるか、楽にさせるか。
その選択は、いまの自分にしかできません。
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