「“やりたい”の中に、どれだけ本気の自分がいるか」
はじめに:その「やりたい」、本当に心からですか?
「やりたいことをやろう」
この言葉を聞くと、心が少し動く。
けれど、その“やりたい”に魂が入っていなければ、
どれだけ頑張っても長くは続かない。
「やりたい」と思って始めたはずなのに、
思ったほど楽しくなかった、続けるのが苦しくなった。
そんな経験、ありませんか?
“やりたい”という言葉は便利です。
けれど、そこに本気の気持ちが宿っているかどうかで、
その先の道はまったく違ってきます。
魂の入っていない「やりたい」とは?
魂の入っていない「やりたい」は、たいてい頭で考えた“やりたい”です。
「やった方がよさそう」
「これが流行っている」
「これをやれば成長できそう」
そんな理由で選んだことは、どこか他人の基準で動いています。
最初は新鮮さや好奇心で進めても、
思うような結果が出なかった瞬間に、すぐに心が離れていく。
そして、心の中に「なんか違うな…」という違和感が残る。
その違和感こそ、魂が入っていないサインです。
魂が入っている「やりたい」とは?
一方で、魂が入っている「やりたい」は違います。
面倒でも、疲れていても、なぜか手が動く。
誰に頼まれたわけでもないのに、やってしまう。
お金にならなくても、やっているときの自分が一番“生きている”。
それは、「やらなきゃ」ではなく「やりたい」から生まれるエネルギーです。
魂が入った“やりたい”には、理由がいらない。
心が自然と動く。それが本物の「やりたい」です。
魂が入る瞬間は「覚悟したとき」
魂が入る瞬間というのは、意外にも静かです。
大声で「頑張るぞ」と叫ぶ瞬間ではなく、
心の中でそっと「逃げない」と決めたとき。
「この道でやっていく」
「誰にどう言われても、自分はやる」
そう思えた瞬間、魂が入る。
その“覚悟”が入った瞬間から、
「やりたい」は“やる”に変わります。
やりたいを行動に変えるのは、情熱ではなく覚悟です。
覚悟があるから、迷っても戻れる。
覚悟があるから、続けられる。
それが魂の入った「やりたい」の強さです。
魂が入っているか確かめる3つの質問
では、自分の「やりたい」に魂が入っているかを確かめるために、
次の3つの質問をしてみましょう。
-
やらないと落ち着かないか?
やらないでいると心がざわつくなら、それは本気です。 -
誰にも見せなくてもやりたいか?
評価や結果がなくても続けられるなら、それは魂が宿っています。 -
失敗してもまたやりたくなるか?
結果よりも過程そのものに喜びを感じられるなら、それは本物です。
この3つに「はい」と答えられるなら、
その“やりたい”は、すでにあなたの中で生き始めています。
魂を込めて生きるということ
「やりたい」と思うことは、誰にでもあります。
けれど、そこに魂を込められることは、そう多くはありません。
それでもいいんです。
本当に魂を込められるものが、たったひとつでもあれば十分。
それは、仕事でも趣味でも構いません。
誰かに理解されなくても、自分が納得していればいい。
他の何を奪われても、自分の中に火がある人は強い。
魂を込めた“やりたい”は、結果よりも過程を大切にします。
やっていること自体に意味を感じる。
その積み重ねが、いつか誰かの心に届く。
魂が入った“やりたい”を持つ人は、
生き方そのものに芯がある。
それが、あなた自身の道になります。
おわりに:やりたいと思っていることに、魂を込めよう
やりたいと思うことが増えるほど、
自分の中の本気が見えにくくなる。
けれど、その中に「どうしてもやりたい」と感じるものがあるなら、
それがあなたの魂の居場所です。
心がざわつくもの、考える前に動きたくなるもの。
そこにこそ、本気の“やりたい”が隠れています。
あなたの“やりたい”に、魂は入っていますか?
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