
はじめに:「楽な方に流れてしまう自分」を責めていませんか?
結局、人は楽な方に流れていきます。
これは、意志が弱いからでも、根性が足りないからでもなくて、
人間として当たり前の反応なんですよね。
仕事から帰ってきて、
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「今日は勉強しよう」
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「ブログを書こう」
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「片づけをしよう」
そう思っていたのに、気づけばソファやスマホの前から動けないまま一日が終わっていた。
きっと、そんな経験が何度もあると思います。
そのたびに、
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「また楽な方に逃げてしまった」
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「自分はやっぱりダメだ」
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「もっとしんどい道を選ばないと…」
こんなふうに、自分を責めてしまっていませんか?
でも本当は、
そのときのあなたは、「今のしんどさ」に耐えきれなかっただけ
なのかもしれません。
疲れていたり、心がすり減っていたりすると、
未来のための「しんどい選択」をする余力は、なかなか残っていません。
そこに「甘え」というレッテルを貼ってしまうと、
ますます自分を追い込んでしまいます。
「楽をとると未来が困る」は、たしかに一理あるけれど
たしかに、「今だけ楽」を選び続けると、未来が苦しくなることは多いです。
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宿題や仕事を先延ばしにして、一気に徹夜するはめになる
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貯金を後回しにして、いざというときお金が足りなくなる
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人間関係のもつれを放置して、取り返しのつかない溝になる
こういう“ツケ”が回ってくるのは、誰しも心当たりがありますよね。
だからこそ、
「楽をしていてはいけない」
「しんどい方を選ぶ自分こそ正しい」
という考えに振り切れてしまいがちです。
でも一方で、こんな現実もあります。
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しんどい思いをして頑張ったのに、まったく報われなかった
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無理を続けた結果、心や体を壊してしまった
-
「こんなに頑張っているのに」という気持ちだけが残って、何も楽にならなかった
つまり、
「しんどい思いをしたからといって、未来が必ず良くなるとも限らない」
ということなんですよね。
「楽=悪」「しんどい=正義」って、誰が決めたんだろう
私たちはどこかで、
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楽をしてはいけない
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頑張っている人こそ立派
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つらさに耐えてこそ価値がある
そんな価値観を刷り込まれてきました。
もちろん、「努力」や「継続」に価値があるのは事実です。
でもそれは、ただしんどい思いをすればいいという意味ではありません。
本当に大事なのは、
その選択が、「未来の自分を少しでも楽にしてくれるかどうか」
であって、
今どれだけしんどい思いをしているか
ではないはずです。
同じ「楽」でも、意味がまったく違う2種類の楽
ここで、あえて「楽」をざっくり2つに分けてみます。
① 未来の自分を追い込んでしまう「楽」
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やるべきことを何も手をつけず、現実から目をそらす
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疲れているのにダラダラ夜更かしして、翌日さらにしんどくなる
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問題を見て見ぬふりをして、後で大きなトラブルになる
これは、「今だけ」を守るための楽です。
短期的にはたしかにラクですが、
未来の自分に重い荷物を丸投げしている状態とも言えます。
② 未来の自分も助かる「楽」
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疲れ切っている日は、思い切って早く寝る
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いきなり完璧を目指さず、「今日は5分だけ」などハードルを下げる
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1回で全部やろうとせず、小さく分けて少しずつ進める
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自分ひとりで抱え込まず、相談したり頼ったりして負担を減らす
これは、たしかに「楽」ではありますが、
同時に未来の自分の負荷を下げるための楽でもあります。
どちらも「楽」です。
でも、その意味はまったく違いますよね。
これから考えたいのは「どんな楽を選ぶか」
私は、
「楽をとるとしても、未来が少しでも良くなる可能性を高める前提で選んでいけばいいんじゃないか」
と考えています。
これからは、
「楽をとるか/しんどい方を選ぶか」
ではなく、
「ちゃんと未来を見据えた上で、どんな楽を選ぶか」
という視点で、自分の選択を見ていきたいなと思っています。
未来につながる「楽」の例え話
少しイメージしやすくするために、いくつか具体的な場面で考えてみます。
1. 勉強・副業・ブログの場合
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✕:
「今日は疲れたからもう何もしない」と罪悪感を抱えたまま、スマホで夜更かし -
○:
「今日は本当に限界だから、5分だけメモを書く/見出しだけ作るところまで」と決めて、あとはしっかり寝る
ここで大事なのは、
「0にしないための、未来につながる一歩だけ残して楽をとる」こと。
完璧にやらないと意味がない、と思ってしまうとしんどくなりますが、
5分でも「今日の自分なりの一歩」があれば、明日の自分は動き出しやすくなります。
2. 仕事の場合
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✕:
全部自分で抱え込んで、残業続きでボロボロになる -
○:
「ここは任せられる」「ここは相談できる」と線引きをして、負担を調整する
「全部引き受けてしんどい自分」がえらいのではなく、
長く働き続けられるように、自分を守りながら働ける自分の方が、未来を見据えているとも言えます。
3. 人間関係の場合
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✕:
本当はつらいのに、「いい人でいなきゃ」と無理に付き合い続ける -
○:
自分がすり減る関係から、少し距離をとる・連絡頻度を下げる
これは「逃げ」ではなくて、
未来の自分の心を守るための必要な「楽」と言えるかもしれません。
自分にかける言葉を、少しだけやさしくしてみる
「楽をとってしまった」と感じたとき、
私たちはつい、厳しい言葉を自分に向けがちです。
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「またサボった」
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「自分は続かない人間だ」
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「やっぱりダメだ」
こういう言葉が頭の中でぐるぐるしていると、
行動するための力そのものが削られていきます。
もしできそうなら、こんなふうに言い換えてみるのはどうでしょう。
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「今日はここまでが限界だったんだな」
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「0にはしなかっただけでも、よく踏みとどまった」
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「明日の自分が少し動きやすくなる一歩だけ残そう」
自分を責める言葉よりも、
自分を少し前に進ませてくれる言葉の方が、
長い目で見れば、ずっと大きな力になります。
「楽を選ぶ自分」を、もう少し信じてみてもいい
楽な方に流れてしまうとき、
そこには必ず何か理由があります。
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今の生活がもうギリギリで、気力が残っていない
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過去に頑張りすぎて、心が空っぽになっている
-
「もっとやらなきゃ」というプレッシャーに疲れている
そんな状態のときに、
さらに「しんどい道」を選び続けるのは、どこかで限界が来てしまいます。
だからこそ、
楽は悪、しんどいは正義
ではなく、
ちゃんと未来を見据えた上で楽をとっていけばいい
と、自分に許可を出してあげてもいいのかなと思います。
未来の自分が少しでも楽になる「楽」なら、
それはもう、立派な「前向きな選択」です。
しんどさだけを正義にしなくていい。
楽を選ぶ自分を、もう少し信じてあげても大丈夫です。
その、ゆるやかな選択の積み重ねが、
気づいたときにはちゃんと、
「未来のあなた」を助けてくれているはずです。
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「楽を選んでもいい」と頭ではわかっていても、一人で抱え込むとどうしても自分を責めてしまいがちです。
もし、誰かに本音を聞いてほしい、第三者の視点がほしい…と感じたら、オンラインの悩み相談サービスを使ってみるのも、未来の自分をラクにする一つの“賢い楽”だと思います。