きまぐれな紡ぎ手

日々の気づきや思いを綴っています

※ 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

その違和感を、すぐに悪者にしなくていい

違和感を少し置いてみる|受け入れる前に、見極める時間を持つ

自然光の入る静かな部屋で、机に向かう人物が、ノートやカップの置かれた机の上にある少し異質な小さな物を静かに見つめている絵本風コラージュ調のイラスト

違和感をすぐに拒まず、少し置いて眺めてみる。
そんな時間が、自分に必要なものを見極める助けになることがあります。

違和感を覚えたとき、すぐに答えを出したくなることがあります。

これは嫌だ。
これは違う。
これは自分には合わない。
これは受け入れたくない。

そんなふうに、心が少し身構えることがあります。

誰かの言葉を聞いたとき。
自分とは違う考え方に触れたとき。
未経験のことをすすめられたとき。
今までの自分とは違う選択肢を見たとき。

言っていることはわかる。
でも、すぐには受け取れない。
なんとなく反発したくなる。

それなのに、なぜか少し気になる。

そういう感覚が残ることがあります。

違和感は、すぐに悪いものだと決めなくていいのだと思います。

もちろん、無理に受け入れる必要もありません。

ただ、少し置いてみる。

すぐに捨てるのでもなく、
すぐに飲み込むのでもなく、
自分のそばに少し置いて、眺めてみる。

そこから見えてくるものがあります。

この記事では、違和感をすぐに拒絶せず、丸ごと飲み込まず、少し置いて見極める考え方を整理します。
自分を広げる違和感と、すり減らす違和感を分けて見るための視点をまとめました。

違和感は、拒絶するためだけのものではない

違和感を覚えると、私たちはすぐに拒みたくなります。

「なんとなく嫌だ」
「自分には合わない気がする」
「この考え方は受け入れたくない」
「この言葉には反発したくなる」

そう感じることがあります。

もちろん、その感覚が大切なこともあります。

自分の境界を守るために、違和感が働いていることもあるからです。

相手に踏み込まれすぎている。
大切にしたいものを曲げさせられている。
無理に合わせようとして苦しくなっている。
自分をすり減らす方向へ引っ張られている。

そういう違和感は、無視しない方がいい。

でも一方で、違和感が必ずしも「拒絶すべきもの」とは限りません。

未経験のことに触れたから、違和感がある。
今までの自分と違う考え方だから、抵抗がある。
自分の弱い部分に触れたから、受け取りにくい。
今の自分にはまだ馴染んでいないから、落ち着かない。

そういう違和感もあります。

つまり、違和感はただの拒否反応ではありません。

自分を守るために鳴っていることもあれば、
自分を広げる入口として鳴っていることもあります。

違和感をただの拒否反応で終わらせず、少し分解してみると見えてくるものがあります。
関連記事:違和感の理由を整理してみる

だから、すぐに拒絶するためだけに使わなくていいのだと思います。

その違和感が、自分の成長を促すものなのか。
それとも、自分の成長を阻害するものなのか。

そこを見極めるために、少し置いてみる。

それが大切なのだと思います。

未経験のものは、違和感として入ってくる

未経験のことや、自分とは違う視点に触れたとき、人は違和感を覚えやすいものです。

それは、自分に合わないからとは限りません。

ただ、まだ自分の中に馴染んでいないだけかもしれません。

新しい考え方。
今まで選ばなかった行動。
誰かの違う見方。
自分では思いつかなかった言葉。
これまで避けてきた選択肢。

それらは、最初は異物のように感じることがあります。

自分の中に入ってきたばかりで、まだ形が合わない。
どこに置けばいいのかわからない。
どう扱えばいいのかわからない。

だから、違和感として出てくる。

でも、すぐに拒絶しなくてもいい。

すぐに正しいものとして飲み込まなくてもいい。

少し置いてみる。
少し考えてみる。
自分の経験と照らしてみる。
自分の言葉に置き換えてみる。

そうしているうちに、最初は違和感だったものが、少しずつ自分の中で馴染んでくることがあります。

やがて、自分の考え方の一部になる。
次の判断材料になる。
今までとは違う選択肢になる。

それは、違和感が自分のものになっていく過程なのだと思います。

誰が言ったかで、受け入れるかを決めていないか

違和感を覚えたとき、私たちはその内容そのものを見ているつもりで、実は「誰が言ったか」に反応していることがあります。

好きな人が言ったから受け入れる。
尊敬している人が言ったから正しく見える。
苦手な人が言ったから反発する。
嫌いな人が言ったから、中身を見る前に拒みたくなる。

そういうことがあります。

もちろん、人への印象や過去の関係性は、受け取り方に影響します。
それ自体は自然なことです。

完全に切り離せるものではありません。
人間なので、そこはまあ、仕方ありません。

けれど、自分のものにするかどうかを考えるなら、いったん「誰が言ったか」と「何が言われているか」を分けてみる必要があります。

苦手な人の言葉の中にも、自分に必要な視点が含まれていることがあります。

反対に、好きな人の言葉でも、今の自分には合わないことがあります。

だから、まずはフラットに見てみる。

その言葉は、自分を広げるものなのか。
自分をすり減らすものなのか。
今の自分に必要なものなのか。
ただ、その人への感情で受け入れたり拒んだりしていないか。

そう問い直してみることが大切なのだと思います。

誰が言ったかを完全に無視する必要はありません。

何度も傷つけてくる人の言葉を、毎回無防備に受け取ろうとすれば疲れてしまいます。

でも、最初から相手だけで判断してしまうと、中身を見る前に捨ててしまうことがあります。

人への感情を少し横に置いて、言葉の中身を見てみる。

そこから初めて、自分に取り入れるかどうかを選べるのだと思います。

自然光の入る静かな部屋で、机に向かって座る人物が、ノートやカップ、小さな植物、質感の異なる紙片が並ぶ机の上で、一枚の紙を手に取り静かに見比べている絵本風コラージュ調の横長イラスト

違和感を“異物”のまま拒むのではなく、
自分のそばで静かに見つめる感覚を重ねた一枚です。

受け入れることは、丸ごと飲み込むことではない

違和感を少し置いてみると言うと、
「嫌なものも受け入れなければいけないのか」
と思うかもしれません。

でも、そうではありません。

受け入れることは、丸ごと飲み込むことではありません。

受け取った言葉を、すべて自分への評価にしなくてもいいのだと思います。
関連記事:返ってきた言葉を、全部そのまま抱えなくていい

相手の言葉をすべて正しいものにしなくていい。
新しい考え方をそのまま自分に当てはめなくていい。
違和感を覚えたものを、無理に好きにならなくていい。

ただ、少し見てみる。

「なぜ、これは引っかかるのだろう」
「自分の何に触れているのだろう」
「今は合わないだけなのか、本当に不要なのか」
「これは自分を広げるものなのか、すり減らすものなのか」

そうやって、すぐに答えを出さずに見てみる。

違和感は、ただの拒否反応ではなく、自分の境界や価値観を教えてくれることがあります。

「これは大切にしたい」
「ここは譲りたくない」
「これはまだ怖い」
「でも、少しだけ試してみたい」

そういう自分の内側が見えてくることがあります。

だから、違和感を覚えたものを、すぐに答えにしなくていい。

ただ少し、そばに置いて眺めてみる。

それだけでも、受け取り方は少し変わります。

成長を促す違和感か、すり減らす違和感か

違和感には、自分を広げてくれるものがあります。

たとえば、今まで避けてきた考え方に触れたとき。
自分とは違う立場の人の言葉を聞いたとき。
やったことのない方法を試すとき。
自分の弱さや癖に気づかされたとき。

そこに生まれる違和感は、苦しいけれど、自分を少し広げてくれる入口かもしれません。

一方で、自分をすり減らす違和感もあります。

何度考えても、ただ苦しさだけが増える。
自分の大切な境界を何度も踏み越えてくる。
相手の都合に合わせるだけで、自分が小さくなっていく。
受け取るほど、自分の感覚が鈍っていく。

そういう違和感は、無理に受け入れなくてもいい。

大切なのは、違和感をすぐに拒絶することでも、すぐに飲み込むことでもありません。

少し置いて見極めることです。

その違和感は、自分を広げるものなのか。
それとも、自分をすり減らすものなのか。

そこを確かめてから、受け取るか、距離を置くかを決めても遅くないのだと思います。

自分のものにするには、少し時間がかかる

未経験のことや別視点の見方は、最初は違和感として入ってくることがあります。

けれど、少し置いて馴染ませることで、自分のものになることもあります。

そのためには、時間が必要です。

一度聞いただけでは、わからない。
そのときは反発したけれど、後から少しわかる。
今は受け取れないけれど、別の経験をしたあとに意味が変わる。

そういうことがあります。

自分のものになるというのは、すぐに納得することではありません。

自分の中で少しずつ位置を変えながら、経験や言葉と混ざり合っていくことです。

そのまま飲み込むのではなく、
そのまま捨てるのでもなく、
自分の形に変えていく。

そうして初めて、外から来たものが自分の一部になります。

違和感を少し置いてみることは、そのための時間をつくることでもあるのだと思います。

それでも合わないなら、手放していい

少し置いてみた。
考えてみた。
人への感情と内容を分けて見てみた。
自分の経験とも照らしてみた。

それでも合わないものはあります。

何度見ても苦しい。
受け取ろうとするほど、自分をすり減らす。
自分の大切なものを壊してしまう。
時間を置いても、ただ重さだけが残る。

そういうものは、手放していいのだと思います。

「ここまで受け取るべきなのか、もう離れていいのか」で迷うこともあります。
関連記事:続けるか手放すかの境界線を見極める考え方

違和感を置いてみるのは、すべてを受け入れるためではありません。

自分に必要なものと、そうでないものを見極めるためです。

馴染むものは、少しずつ自分の中に入れていけばいい。
馴染まないものは、距離を置いていい。
合わないものは、手放していい。

違和感は、拒絶するためだけのものではありません。
でも、無理に受け入れるためのものでもありません。

自分を広げるものか。
自分をすり減らすものか。

それを見極めるために、少し置いてみる。

その時間が、自分の境界と成長を守ってくれるのだと思います。

まとめ

違和感は、すぐに悪いものだと決めなくていい。

未経験のことや、自分とは違う視点に触れたとき、
最初はどうしても違和感として入ってくることがあります。

それは、自分に合わないからとは限りません。
まだ、自分の中に馴染んでいないだけかもしれません。

でも、だからといって、全部を受け入れなくてもいい。

誰が言ったか。
何を言われたか。
自分を広げるものなのか。
自分をすり減らすものなのか。

それを見極めるために、違和感を少し置いてみる。

受け入れるためではなく、見極めるために、違和感を少し置いてみる。

その時間が、これからの自分を少し守り、少し広げてくれるのだと思います。

違和感を覚えたとき、すぐに拒むべきか、受け入れるべきかで迷うことがあります。
そんなときは、自分と相手の境界線を少し整理してみると、受け取るものと距離を置くものが見えやすくなるかもしれません。
もしもう少し深く考えたいときは、本の言葉を借りてみるのもひとつの方法です。

人間関係 境界線の上手な引き方 おのころ心平

まず本で整理したい人へ

人間関係 境界線の上手な引き方

違和感を覚えたとき、受け取るものと距離を置くものを整理したい人向けの一冊です。

楽天で本を見てみる

※すぐに答えを出すためというより、人との距離感や受け取り方をゆっくり整理したい人向けです。

 

ここまで読んでくださってありがとうございます。

「読んでよかった」と感じてもらえたら、ブログ村・人気ブログランキングの応援クリックをいただけると励みになります。

また次の記事も、少しでも気持ちや考えを整理しやすくなるように書いていきます。