きまぐれな紡ぎ手

日々感じていることを綴っていきます。

重要なことほど「最初に」やる理由

人は最初に手を付けたものにこそ集中できる生き物なのかもしれません

仕事でも家の中でも、最初にやり始めたことほど、不思議と集中できたりしませんか?

例えば、出社して、最初に取り組んだ仕事が、その日一番スムーズに進んだ、そんな経験、きっと誰にでもあると思います。

 

一度手をつけると、不思議なほどエンジンがかかる。

頭が冴えて、余計なことを考えず、作業に没頭できる。

まるで車が発進するときに「最初のアクセルを踏み込む」ような感覚です。

勢いさえついてしまえば、あとはその流れに乗って進んでいける。

 

だから私は重要なことほど、まず最初に手を付けるようにしています。

朝の脳が一番クリアでフレッシュなうちに、頭を使うタスクに取り組む。

たとえ少し億劫でも、やってみればすぐに波に乗れることも多いのです。

 

でも、それを後回しにしてしまうと、様子が一変します。

 

「今じゃなくてもいいか」

「他の簡単なことから先に片付けよう」

そうやって後回しにしてしまうと、なぜか急にその仕事が重たく感じてくる。

 

時間が経てば経つほど、手をつけるハードルがどんどん高くなっていきます。

まるでどこかに面倒くささが蓄積されていくような感覚。

気付けば、明日へ、そしてまた明日へと先送り。

自動的にタスクが翌日に持ち越されていくのです。

 

そうして、いよいよ逃げ切れなくなったとき、ギリギリのタイミングで、ようやく観念して取りかかる。

 

でも、そんなときに生まれた成果物って、大抵どこか雑だったり、詰めが甘かったりする。

自分でも「これでいいのか?」というモヤモヤが残るまま、提出する羽目になる。

 

そのたびに思うのです。

「もっと早くからやっておけば、もっと良いものができたのに」

「もっと余裕を持って考えられたのに」って。

 

そう後悔するのに、不思議なことにまた同じことを繰り返してしまう。

まるで、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ように。

痛みも焦りも、時間が経てば薄れてしまう。

そしてまた、同じ道を辿ってしまうんです。

 

けれで、あるときふと思いました。

もしかして人間って、最初に手をつけたことに集中するようにできているんじゃないかと。

 

朝一番にSNSを見れば、しばらくその世界に引き込まれる。

家に帰って動画を見始めたら、気付けば何時間も経っている。

逆に、ちょっと面倒なことを最初にやれば、それに集中してグッと進んでしまう。

 

つまり、最初に選んだものが、その日の自分のモードを決めるのだと。

 

だからこそ、大事なことほど最初にやる。

それだけで1日の流れが変わる。

そして、その小さな習慣の積み重ねが、未来の自分を救ってくれるのだと思います。

 

 

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