きまぐれな紡ぎ手

日々感じていることを綴っていきます。

「決意力100%の落とし穴」

頑張りすぎるあなたへ・・・続けるために「休む」という選択肢

「継続は力なり」

 

この言葉に何度も励まされてきた。

勉強を始めるとき、何かを学ぼうとするとき、私は必ずこの言葉を心に浮かべる。

 

けれど、あるときふと思った。

「それ、本当に続いてる?」

 

私はかつて、「毎日1時間勉強する!」と心に決めたことがある。

目標は資格試験の合格。

理想の自分を想像して、「これを続ければ未来が変わる」と信じて、スケジュールをびっしり埋めた。

 

最初の3日間は完璧だった。

むしろ楽しかった。

知識が増えていく感覚が気持ちよかった。

 

でも1週間が過ぎた頃、私は机に向かうことができなくなった。

理由はひとつ・・・疲れたのだ。

 

「毎日やる」

「絶対にサボらない」

そう決めたのは、決意力が100%のときの自分だった。

 

でも、人の気持ちはずっと100%ではいられない。

仕事でクタクタな日もあるし、家族の用事で時間が取れない日もある。

やる気が出ない日、集中できない日だって、当然ある。

 

そんなときに、決意力100%のときに作ったルールを守ろうとするのは、自分で自分を苦しめることになる。

 

もし、最初の勢いで「毎日1時間勉強」と決めたとする。

それは言うなれば、決意力MAXを前提とした“高さ100のハードルだ。

 

でも、やる気が30%、20%の日にそのハードルを越えようとしても、当然跳べない。

結果、挫折。そして自己嫌悪。

 

「なんでできなかったんだろう」

「結局、自分には無理なのかも」

そんな言葉が、胸の中でじわじわと心を蝕んでいく。

 

だから、私は今、勉強の中に「休む日」を計画的に入れるようにしている。

 

・週に1日は勉強しない日を作る

・集中できない日は、10分だけにしてやめる

・毎月、完全オフ日を入れて「脳のリセット」をする

 

これはサボりではない。

むしろ、長く続けるための戦略だ。

 

「継続は力なり」

この言葉の本質は、「毎日頑張る」ことではない。

やめないこと。何度でも戻ってこれることだ。

 

疲れた日には、遠慮なく休もう。

やる気が出ない日には、無理に机に向かわなくていい。

それでもまた次の日、「やってみよう」と思えたら、それでいい。

 

継続とは、途切れずに走り続けることではない。

止まりながらでも、前を向いて進もうとする力のこと。

 

「継続は力なり」

でも、「休む勇気」もまた、力なり。

 

 

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